Forbes JAPAN 編集部

藤吉 雅春

フォーブスジャパン 副編集長/シニア・ライターㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ

『Forbes JAPAN』副編集長兼シニアライター。著書『福井モデル - 未来は地方から始まる』(文藝春秋)は2015年、新潮ドキュメント賞最終候補作になった。2016年には韓国語版が発売され、韓国オーマイニュースの書評委員が選ぶ「2016年の本」で1位に。2017年、韓国出版文化振興院が大学生に推薦する20冊に選ばれた。

  • 廃業寸前からの復活 なぜ京都の老舗メーカーに世界中から依頼が殺到するのか

    フォーブス ジャパンは2018年4月号で、創業10年以上で売上高100億円未満の価値ある企業を表彰するアワード「スモール・ジャイアンツ」を創設した。アドバイザリーボード12組の協力のもと、全国から250社を選出。「カッティングエッジ」「ローカル・ヒーロー」「グローバル」「セカンド・ローンチ」「ベスト ...

  • 私がフェイスブックで学んだ「ザッカーバーグの言葉」

    日本企業としては初の役職、CDO(チーフ・デジタル・オフィサー)に就任した日本ロレアルの長瀬次英は、フェイスブックに在籍していた。そこで彼が学んだこととは。「Welcome to Facebook!」Tシャツ姿のザッカーバーグが本社に集まった新入社員たちを見渡し、声をかける。2014年春、当時37歳 ...

  • 「世界と繋がるガレージ企業」、Drivemodeの誕生秘話

    「イーロン・マスクの右腕」と呼ばれた男と、Zipcarの元役員が組んだプロジェクト。ドライブの楽しみを変えるアプリに、世界中からアイデアが舞い込んでいる。「やあ、キミたち、Drivemodeでしょ?」と、開けっ放しのガレージを知らない人が覗き込む。サンフランシスコ湾に面したレッドウッドシティの住宅街 ...

  • メルカリの「世界を制する人材戦略」 幹部の採用基準とは

    未上場で評価額が10億ドル(約1100億円)を超え、「ユニコーン」と称されるメルカリ。同社が急成長を続ける背景には、経営陣それぞれの意思決定の歴史があった。メルカリのHPを見ると、24人もの経営陣の名前がずらりと並ぶ。彼らは何を基準に登用されているのか。そんな疑問を抱いてしまうのは、創業からわずか4 ...

  • ヒップホップから古墳VRまで、地方都市に起こる「新旋風」

    9月1日、佐賀県庁の建物でドッと歓声がわいた。県庁のフロアに登場したのは、フリースタイルバトルでお馴染みの、KEN THE 390、KOHEI JAPAN、DEJI、K DUB SHINEなどラップMCたち。彼らは「日本は佐賀を見ていた 佐賀は世界を見ていた」というパンチラインの「The SAGA ...

  • 「CDO」は日本企業にどんな変革をもたらすのか?

    CDOの導入がグローバルの潮流になっている。まだ日本では数少ないCDOは、企業にどのような変革をもたらすのか。CDOの「D」はDigitalではなく、Disruptor──。冗談交じりにそう言われるが、既存の事業を破壊して新しい価値を創出するという意味では、本質を突いているかもしれない。アメリカでC ...

  • 面白いから未来に張る! KDDI田中孝司 x ソラコム玉川憲

    日本のオープン・イノベーションにおける“転換点”となる出来事が起きた。KDDIによるソラコムのM&Aだ。その舞台裏について、2人の経営者が語る。『KDDIが、IoT通信プラットフォームを提供するソラコムを買収』。そんなスクープ記事が日経新聞の一面を飾ったのは8月2日。 ...

  • フェイスブック幹部がメルカリの参謀になった本当の理由

    それは突然のことだった。2017年6月に発表された元フェイスブック幹部の参画。なぜ彼はメルカリを選んだのか。トップ2人が語る、誰も知らない採用までの舞台裏。今年6月、フェイスブックのVP(ヴァイスプレジデント)、ジョン・ラーゲリンが執行役員CBO(チーフ・ビジネス・ ...

  • インスタグラムからやってきた「デジタル幹部」の「アナログ戦術」

    広告予算の60%以上をデジタルに投資、EC化率を45%も増やした日本ロレアル。デジタルマーケティング戦略の鍵はCDOの「アナログな人間関係」にあった。「実は泥臭い話ばかりでして」。照れ笑いを浮かべる長瀬次英の経歴は、一見、泥臭さとは対極にある。KDDIやユニリーバなど大手企業を渡り歩き、フェイスブッ ...

  • グランドセイコー「独立ブランド化」の舞台裏

    「風を読みなさい」。セイコーウオッチCEOの服部真二は、社内でよくそう言うという。流行をとらえろという意味で使われがちの言葉だが、服部の話を一通り聞いたあとでは、こう言っているようにも聞こえる。過去から未来に流れる大きな文脈を読み取れと。彼が語ったのは、「ブランド」を築いていくストーリーであった。今 ...

  • トップ企業が続々参加、ファナックの「工場を賢く」する仕組み

    富士山麓・山梨県忍野村にあるファナックには、サッチャー元首相をはじめ各国要人も視察に訪れている。世界中から注目を集めるその理由は、1980年代から脈々と受け継がれる2つのキーワードにあった。トヨタ自動車、日立製作所、ホンダ、パナソニック……。工場の自動化(FA)事業やロボ ...

  • コマツが覆す、建設現場の「3K、人手不足、どんぶり勘定」

    施工前の更地から完成後の再工事まで、すべての工程を地形の3Dデータでつなぐ──。15年後に101万人不足する建設作業員の「安全」と「生産性」を突き詰め、たどり着いた答えだ。記者たちは当惑していた。少なくとも、社長の大橋徹二の目にはそう映った。2013年、コマツの新社長に大橋が就任したときのことだ。「 ...

  • 西洋と異なるロボット観、「ドラえもんの国」日本の勝ち筋とは

    災い転じて福となす── 日本はいま、自らの弱みを一転、独自の強みに変えようとしている。海外諸国には真似できない優位性を自覚し、ビジネスチャンスにしていくこと。逆襲は、ここから始まる。外国人が驚く日本人の意外な一面に、“勝ち筋”はある。ボストンコンサルティングの御立尚資は、今年 ...

  • 日本人に「笑いの日」は必要か?

    今年から8月8日は何の日になったか、即答できる人はいるだろうか? 答えは「笑いの日」。政府が制定した記念日ではなく、吉本興業が仕掛けたものだ。「…なんだ、企業の宣伝か」と思ってドン引きする前に、8月が終わる今、「笑いの日はなぜ話題にならなかったのか」に注目してみたい。8月8日を「笑いの ...

  • 100億円を寄付した永守重信の「壮大な構想」

    日本人長者番付12位、総資産額は35億ドル(約3890億円)。2017年、米フォーブスが発表したランキングに登場したのが、日本電産創業者で会長兼社長の永守重信である。その一方で、「贅沢にはまったく興味がありません」と言い、歯ブラシは「出張先のホテルから持ち帰り」、ティッシュペーパーは「銀行が配ってい ...

  • 「人のため、世のために」 京都賞を創設した稲盛和夫の哲学

    2017年6月、33回目を迎えた、京都賞受賞者が発表された。「人のため、世のために」を理念に、同賞を創設した稲盛和夫の哲学とは。京都・烏丸通りに面したビルに入り、稲盛財団の「サロン」と呼ばれる一室で、85歳になる理事長の稲盛和夫にインタビューをしていたときのことだ。「このへんでやめましょうや」 突然 ...

  • デジタルを武器にした「損保の逆襲」

    まずは波紋を呼んだ本音トークを紹介したい。SOMPOホールディングスの社長になる前、櫻田謙悟は「昔、あの会社は保険会社だったよね、と言われたい」と発言(保険の仕事を否定するのかと誤解された)。常務時代、役員会では「保険業は構造不況業種です」と明言(代理店さんががっかりするじゃないかと諭された)。同業 ...

  • 地域の課題を「自分事」化する、鎌倉から広がるブレスト文化

    2013年、鎌倉を盛り上げるために始まった「カマコン」について、事務局の渡辺みさきとひとしきり話に花を咲かせた後、彼女はぽつりとこう漏らす。「定例会のゲスト名簿をつくっていると、一体いま何が起きているんだろうという不思議な感覚になるんです」毎月定例会に参加したいという地方の「ゲスト」が後を絶たず、そ ...

  • インテルもヤフーも、なぜ企業は「鯖江市」を応援するのか?

    子どもからお年寄り、オバチャンまでが自律的にまちづくりに参加するには──東京帰りの若き女性が考えついた仕組みにいま、グローバル企業が目をつけ始めた。昭和10(1935)年建築の「旧鯖江地方織物検査所」(写真)は、戦前、福井県鯖江市が人絹織物で栄えた歴史を示す文化財だ。階段を軋ませて2階に上がると、壁 ...

  • 「働きがいのある会社日本一」の企業の秘策

    世界約50カ国、従業員1000人以上の7000社を対象にしたGPTW(Great Place to Work Institute)の「働きがいのある会社ランキング」で2017年に第1位、10年連続ベストカンパニーを受賞している企業がある。ワークスアプリケーションズ(WAP)だ。96年に創業し、人工知 ...