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Xbox事業責任者のフィル・スペンサー(Photo by Kevork Djansezian/Getty Images)

フィル・スペンサーがマイクロソフトに入社したのは1988年。同社が設立されてから13年後のことだった。その13年後の2001年に初代Xboxがリリースされた。

現在Xboxの事業責任者を務めるフィル・スペンサーがゲーム開発者向け情報サイト「Gamasutra」とのインタビューで、家庭用ゲーム機の未来について語った。スペンサーは、今後のゲームはライフサイクルが長期化し、特定のゲームシステムに限定されることなく、ゲーム機の世代を超えてプレイできるようになると予測する。

「家庭用ゲームは、PCゲームやモバイルゲームのようなGame as a Service(サービスとしてのゲーム)に近づいていくだろう」と彼は指摘する。

スペンサーは、他にも以下のようなことを述べている。

「Xboxの人気上位10タイトルの多くは、何年も前にリリースされたロングセラーだ。マインクラフトはその代表格だが、GTA V(グランド・セフト・オート5)もモンスタータイトルで、今でもXboxでは抜群の人気を誇っている。今年発売されるDestiny 2も、WoW(ワールド オブ ウォークラフト)のように、今から5年、10年経っても何百万人もの人がプレイするゲームになるだろう。

ゲームの長寿化傾向を踏まえたとき、我々は過去のタイトルをXboxの最新機種で動作させることを目指そうと考えた。同時に、ゲーム開発プラットフォームも、ゲーム開発者たちがコンテンツを追加するなどして、継続して収益を上げ続けられるようにしなければならないと考えた」

スペンサーの発言は、家庭用ゲーム業界のトレンドをよく捉えている。PS4やXbox Scorpioのような「中間世代リフレッシュ」の登場により、ハードウェアの世代交代サイクルが長期化する一方、PS5やXbox Two(いずれも仮称)など次世代ゲーム機の魅力が薄れてしまうことが予想される。

また、スペンサーの言う通り、過去のタイトルを最新のゲームシステムでもプレイできるようにするべきだ。PCゲームの場合、新しいグラフィックカードを購入したり、CPUやマザーボード、メモリを交換しても、これまで通り「Steam」のゲームを楽しめる。

今後は、家庭用ゲーム機も同様に、ハードウェアをアップグレードしても、既存のタイトルが楽しめるようになるだろう。もちろん、特定のゲームシステム限定のタイトルがあっても構わない。また、「リフレッシュ型」のハードウェアアップグレードも今後増えることが予想される。

これは、オリンピックが2年ごとに開催されるようなもので、次世代ゲーム機のありがたみは薄れるかもしれないが、決して悪いことではない。何よりも、ハードウェアの世代に依存しないゲームカタログの存在は、ユーザーにとってもゲーム開発者にとってもメリットが大きい。

編集=上田裕資

 

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